安全衛生と聞いて何を思いますか?
- なんだか面倒くさそう
- コストがかかるんじゃないの?
- うちは事務中心の仕事だから必要ない
- そもそも何をするの?
このような声が聞こえてきそうです。
でもここから先を読めば、「うちでもやってみようかな」と思って頂けると思います。
御社を成長に導く労務管理のスペシャリスト
安全衛生と聞いて何を思いますか?
このような声が聞こえてきそうです。
でもここから先を読めば、「うちでもやってみようかな」と思って頂けると思います。
例えば工場で物を組み立てる作業を想像してみて下さい。物を組み立てるために工具が必要ですが、工具が少し離れたところに置いてあります。他の人も工具を使うので自分が使ったらまた元に戻さなければなりません。
これって面倒ですし、効率も悪そうですよね?工具を使うたびにうろうろ歩き回っていたら疲労が溜まりそうです。歩き回っているうちに転倒したり、他の人にぶつかったりするかもしれません。あなたならどうしますか?
工具の数を人数分に増やすことを考える人がいるかもしれません。あるいは、工具置き場を組み立て作業をする場所の近くに移動することを考えるでしょうか?はたまた、工具が無くても組み立てられるように物の設計を変更することを考える人もいるかもしれません。
これら改善策を実行した結果、
このような効果が期待できます。
これは工場だけではなく、オフィスワークでも当てはまります。オフィスワークの経験がある方ならば、夏にエアコンの冷たい風が体に直接あたって、頭が痛くなったり、手足の冷えに悩まされたり、風邪をひいてしまったりしたことはありませんか?
頭が痛かったり、手足の冷えに悩まされたりしている状態で、集中して仕事をするのは難しいですよね?風邪をひいて休んでしまえば、その間は全く仕事が進まなくなってしまいます。
この場合も、事務所内のレイアウトを変更したり、あるいは風除けを設置したりすることで改善ができそうです。
安全衛生に取り組むことで必ず業務が効率化されるわけではありませんが、業務が効率化されることが多いです。
先程の工場の事例でいうと、
工具の単価にもよりますが、それほど大きなコストにならない可能性があります。
レイアウト変更に多大なコストが必要な場合もありますが、逆にレイアウト変更するのに要した時間分の人件費だけで済む可能性もありそうです。
設計変更の程度にもよりますが、低コストで済む可能性があります。
このように低コストで対策ができる可能性は十分にあります。事務所のエアコンのケースも同じく低コストで対策ができる可能性が高いでしょう。
勿論、どうしてもコストが掛かる場合もあります。しかし、安全衛生は小さなアイディアの積み重ねで大きな成果を生み出すことが可能ですので、コストが掛かるから出来ないとは思わないで頂ければ幸いです。
安全衛生活動に携わったことが無い場合、何をすればよいのか全く分からないのが正直なところではないでしょうか。でも恥ずかしく思う必要はありません。誰でも初めは分からないものです。
安全衛生活動は誰でも経験を積むことで、できるようになります。安全パトロールや衛星パトロールといって、職場の不安全状態や不衛生状態が無いか見回る活動がありますが、ベテランは不安全状態や不衛生状態をどんどん見つけるのに、初心者はほとんど見つけることができません。しかしそれも回数を重ねることで目が養われていきますし、知識もどんどん増えていきます。
当事務所の代表は精密計測機器メーカーで安全衛生実務を担当していたこともあり、実務経験に基づいた助言が可能です。安全衛生は軽視されがちですが、労働災害が発生すれば様々な面で企業には大きなダメージとなりますから、予防が非常に重要です。また、既に述べたように安全衛生の取り組みが進むと働きやすい職場となり、働きやすい職場となることで生産性向上に繋がります。
安全衛生の取り組みは難しいことが求められているわけではありません。出来ることから一つずつ進めていくようアドバイスさせて頂きます。