企業の不祥事や従業員トラブルを新聞・テレビ・インターネット等で見聞きした経験は誰でもあると思いますが、近年だけでもかんぽ生命・ゆうちょ銀行の不適切販売事例、レオバレス21の建築基準法違反事例、吉本興業の不適切営業事例、セブン・ペイやmijicaで発生した不正引き出し事例、電通の過労自殺事例など、枚挙に暇がありません。そして、このような不祥事やトラブルが明るみになることで、企業は甚大な影響を受けかねません。
このような不祥事やトラブルはヒューマンエラー、コミュニケーション不良、労務管理の不良、社内の風通しの悪さなど、職場のトラブルが原因となっているケースもある(むしろ主要因?)ことから、厚生労働省は良質な労働・職場環境や危機管理を含めたマネージメント力の引き上げを図ることを目的として、管理職向け(※)のセミナー事業(名称:管理職向けの職場のリスクマネジメント力向上セミナー)を令和元年度に行いました。
※管理職向けとなっていますが、経営者にとっても大変役立つ内容です。
セミナーの内容は、①職場で生じるトラブルにはどのようなものがあるのかを知り、②トラブル防止対策の具体的な事例を紹介し、③リスクマネジメントの手法を学び、④自分の職場を題材にアクションプラン作成の演習まで行う、という構成となっています。
本セミナーは令和元年度で既に終了していますが、動画と資料が公開されており、誰でもいつでも無料で利用することが可能です。内容がしっかりしたセミナーですので、従業員教育にお金を掛けることが難しい中小企業にとって活用しない手はありません。
当該セミナーは厚生労働省ホームページからご覧いただけます。