新型コロナウイルス感染症の拡大によって緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、事業者に対しても休業や出勤抑制の要請がなされることとなりました。5/6以降も緊急事態宣言は維持されそうな状況であり、例え緊急事態宣言が解除されることになったとしても、自粛ムードが当分は続くのではないかと筆者個人は思っています。
そのような状況でにわかに注目を集めているテレワークですが、一時的なブームに終わらず今後も一定程度の定着が見られるのではないかと思います。そこで今回はテレワークの手段として当事務所でも利用しているMicrosoftのTeams(チームズ)をご紹介したいと思います。(なお、ITの専門家ではありませんので「それは違うよ」という点があるかもしれませんが、何卒ご容赦くださいませ。)
テレワーク関連のサービスは戦国時代
テレワーク関連のサービスは乱立状態でどれを選べばよいのか迷ってしまう状況です。
テレワーク関連サービスの例
課題 | サービスの例 |
ファイルの共有 | ●Dropbox・Box・Google Drive 等のクラウドサービス ●TeamViewer・Windows OS標準のリモートデスクトップ 等のリモート接続サービス |
会議 | Zoom・Hangouts Meet・LINE WORKS 等 |
外線電話 | ●クラウドPBXで従業員のスマートフォンに会社番号や内線番号を割り当てる(スマートフォンには専用アプリを設定) ●携帯電話を従業員に与える 等 |
文字コミュニケーション (チャットツール) | Slack・Chatwork・LINE WORKS 等 |
注:他にも数多くのサービスがあります。例に挙げたサービスが他のサービスよりも優れていることを意味しません。
どのサービスもそれぞれ素晴らしいものだと思いますが、Teamsは上記の全ての課題に対して可能です。色々なサービスを利用するよりも、1つのサービスに1本化した方が分かりやすいのではないでしょうか。
無料版のTeams(若干の機能制限あり)も用意されており、まずは実際に触ってみることで理解できることも多いと思いますので、一度お試しになられてみてはいかがでしょうか。
※無料版と有料版の機能比較はこちらから
新しいサービスを導入するにあたり気になるのがサービスの将来性ですが、TeamsはMicrosoftがかなり気合いを入れて開発しているため、毎月新しい機能がどんどん追加されています。また、ユーザー数も年々大幅に増加しています。
なお、GoogleのG Suiteと競合すると思いますが、なんだかんだと言ってもビジネス文書はWordやExcelが利用されていることが多く、WordやExcelとの親和性が高いTeamsが若干有利なのではないかというのが筆者個人の感想です。(G SuiteもWordやExcelとの互換性がありますが、完全互換とまでは言えないので。)
Teamsの良い点 まとめ
- 社外の方とも安全にファイルの共有ができる(ゲスト参加)
- 相手がTeamsを利用していなくてもオンライン会議に招待することができる
- Teamsから外線発信や外線受信ができる(但し、NTTやSoftbank等の利用が必要になる)
- スマートフォンでも使える(専用アプリあり)
- 他社サービスとの連結も可能(例えばZoomをTeamsと連結させる等も可能)